12月23日

正月休みのお知らせ。

エンゼルポケットでは1月1(土)〜1月3日(月)お休みとさせていただきます。
尚年内は12月31日(金)PM5:00まで営業いたします。

エンゼルポケットニュース

10年前100万円したDAコンバーターも現在の5万円のDAコンバーターに負ける。
それは、音質の差というよりも、理論で負けているのだ。

DAコンバーター改造による音質の向上
以前、エンゼルポケットニュースでも書きましたが、音質に決定的な影響を与える物は、DAコンバーターと思っています。先日スタジオに行き録音エンジニアの方とお話をしてきましたが、やっぱりスタジオモニター用スピーカーなんか、そんなに高価なもの使っていませんでした。しかしDAコンバーターはたくさんあるのですよね。出来上がった音楽の音質チェックにするには、DAコンバーターを変更してチェックするのが一番音質の違いが解かるみたいです。
今回のテーマは新製品として販売した、OJIスペシャルSUPER DAC 2496改http://www.localmailorder.com/audio2/D/audio2D-1.htmlです。このDAコンバーターの特長は、現代音楽にあわせて音を作ったものです。JPOP、洋楽、フュージョン、ジャズ、系非常に楽しく音楽のノリを感じさせる製品です。「単体としてDAコンバーターがほしいけどやはり値段が、」そう考えている人も多数いると思いますが、このDAコンバーターはそんな希望をかなえてくれる商品ではないでしょうか。また、OJIスペシャルSUPER DAC 2496改2台+第一通信工業MD550http://www.localmailorder.com/audio2/L/audio2L-1.htmlでノンクロストークの世界を作れば、何百万円もするDAコンバーターに圧勝(あくまで好み)も夢ではありません。大体世の中で、一番怪しいと思われる所は「ブラックボックス」になっている所ではないかと思っています。そういう意味では、オーディオ製品で一番怪しい(肝)の所はDAコンバーターではないかと思っています。そこがメーカーの一番の隠し味です。

以前CDプレーヤーの改造記事 http://www.multicpu.jp/audio/audio-7.html
この人は、オーディオの技術に関してはほとんど天才だと思っています。CDトランスポーターDAC アンプ スピーカー(しかも高音質)を1人で自作した人を始めて見ました。そう考えると、つくづく「すごい」と感じています。

以下西出さんの原稿に入ります。

何故DACが一番大切なのか?
DAC改造そしてサウンドカードの改造

★DACとは何か!?
現在、音楽映像メディアはほぼすべてがデジタル、つまりコンピュータで制作されています。しかし人間が音楽を聴くためには必ずアナログに戻す必要があります。
 そういったデジタル機器を支えている一番アナログに近い部分がDACです。いくらデジタルで完璧な電送や保存ができても、DACが正確にアナログに戻してくれないと、高度な可能性があるデジタルも意味をなさなくなります。デジタルはデータさえ改変しなければ、音質劣化させない扱いは比較的簡単ですが、勝負はアナログに戻す瞬間です。変換やアナログは難しいのです。
 DACの役割をレコードで言うと溝の振動をアナログ信号に変える変換器、つまりカードリッジのようなものです。DACはデジタル信号をアナログに変えるものです。

★DACは何がよいのか?
世の中には数千円のCDプレイヤーから数百万円のDACなど有りとあらゆるものにDACは搭載されています。たとえば200万円のものと1万円のCDプレイヤーと何がそれほどまでに違うのでしょうか?簡単に言うとDACの方式の違いとその構成回路が異なります。従来は普及機から中高級機では一ビットDACが使われていることが多く、超高級機になりますとマルチビットDACになっていました。一ビットDACは古くから使われている方式ですが、本来はマルチビットの方が高性能にできる可能性と理論的に優れていることが多い反面、技術的に難しく高額になってしまうと言う欠点を補った方式と考えられます。一ビットDACは帯域外の雑音がとても大きく最近のハイビットハイサンプリングではマルチビットが有利と思われます。DACは半導体製造技術の最先端に位置するICです。最新のICの利用が性能的には上になることが多い代表的なアイテムとなっています。毎年何割も性能向上するコンピュータのCPUと同様です。

★何が大切か
DACのスペックを見た場合「24bit96K対応」は「16bit44.1K対応」よりは一般的に良い音がします。数字が大きいからではなく「新しいディバイス利用」と推測されるからなのです。デジタルICは、どんどん進化していきます。アナログと異なり、毎年毎年究極の理想に近づいていくのです。一年前のICと、最新ICでは投入技術が異なることも珍しくありません。技術が異なると音が変わって当然なのです。理由はデジタルからアナログに変換するという時代の最先端技術部分だからです。

★出音は何故これほどまでに違うのか!? そして・・・
数値に騙されず、是非音を聞きましょう。DACの精度では 確実に新時代の製品の方が性能は上なのです。技術的にほとんど変化がない純粋なアナログ製品とは違います。そして スペックデータだけに左右されてはいけません。ミニコンポや3万円以下のDVDプレイヤーでも24ビット96KHzや192KHz対応DACが使われています。しかし音質は全く違うことは言うまでもなくみなさんご存じと思います。
実は音質の違いは要となるICの違いだけでなく設計された電源、パターン、回路、定数、部品、配置、ケース全てが大きく音に関わっているのです。だから同じDACでもこれほどまでに音質が違うのです。
逆に言うとマルチビットの新しいDACであれば改造で大きな音質向上が見込めます。もちろんマルチビット方式でも最新の高性能品と普及品ではその性能差となる ダイナミックレンジやSN比1つとっても数倍から数十倍にもなりますが、やはり同じ系列で有れば新しいものの方がより高性能なのです。量産の場合、部品代増加は大きな利益損失になりますので、安価に作るために極限までパーツの品質や基板、ケースなどのコストを押さえます。しかし逆に考えると非常に高性能なDACに変身する可能性を秘めているのです。私がサウンドカードや安価なDACそしてCDプレイヤーなどの大量生産品改造を手がけているのはこういう理由があるのです。改造費は何倍何十倍もの価格の部品を使いますので、当然ながらかなり割高になりますが、トータル的に高級品より安価に高性能、高音質な製品を手に入れることができます。
音質決定の要はDACなのです。源流の音質は再生装置の最後まで大きく影響します。
もう一度 DACに関して再考してみてはいかがでしょうか