3月9日

CDプレーヤー改造計画

DAコンバーター改造による音質の向上

あるお客さまに、「CDトロンスポーターとDAコンバーターは、どちらが音質に影響がある。」と聞かれた事がありました。私は、「多分5;5か、6:4でDACじゃないですかね。」と答えました。これは、オーディオファイルの間でも、しばし論争になっている事のようです。私は、CDトランスポーターは、あくまで音の情報読取と送信であり、DAコンバーターは音の再現というふうに解釈しています。下記にマスタークロックの交換とピックアップの交換と言う新しい提案をしましたが、CDトラボの役割は正しく読取り、正しく送り出す事でしょうが、DAコンバーターは、その情報を正しくアナログ変換するかと言う重要な役割があります。よくCDプレーヤーの音を「メーカーの音。」と言う表現をしますが、これは大部分がDACの違いであるのではないかと考えています。実は、CD読み取り用ドライブは、メーカー同士のOEM供給が主流で、CDプレーヤーを販売しているオーディメーカーはたくさんありますがCDドライブを実際に製作している会社は、実際には多くはありません。しかし各会社ごとに音質は変わります。これは、DAコンバーターが違うからとも解釈できるのではないでしょうか。これと同じようように、高級、安いと言われるCDプレーヤーの音質の差は、たいがいDAコンバーターでその味付けが決まると私は考えています。クロックやピックアップ交換による改造は、音の鮮度を蘇らせるもので、音の味付けまでは変わらないと考えています。スピーカーから出ている音楽を、犯人の似顔絵と考えると、情報はあるに越したほうが良いが、最後は似顔絵を書く人のデッサン力で、犯人にどれだけ似ているかが決まるのではないかと思っています。しかし、いくら何でも情報が全然ない状況で、似顔絵をうまく書く事はできないでしょう。だから、CDトランスポーターの役割は大変重要です。とにかく多くにの目撃者を探してより多くの情報を得る事は正しい似顔絵を書く事にかかせませんが、似顔絵を書く人が下手では、いくら情報があっても正しい絵はかけないと思います。だから、情報から似顔絵を描く事と同じ様な機能を持つDAコンバーターはとても重要な役割を果たしています。そこで、貴方のCDプレーヤーの音質を決定的に変えてしまう方法があります。それは、DAコンバーターの改造です。この事に協力していただいたのは、DDAC01やDDACプロの製作者である、西出 晃さんです。DAコンバーターの改造とは、ラーメンに例えると、同じダシを使っていても、味噌ラーメンを醤油ラーメンに代えたほど味の差が出てしまう事と考えています。現に同じメーカー製の2台のCDプレーヤーを片方は、DAコンバーターの改造を行った物と、片方はDAコンバーターの改造を行っていない者を聴き比べてみましたが、信じられないほどの音質の差を感じています。西出さんによるDAコンバーターを改造は、ある人にとっては究極のナチュラルサウンドになり、5万円のCDプレーヤーが30万円以上のCDプレーヤーに大化けする可能性はあると言っても過言ではないと考えています。そんな事は、信じられないと考えている方は、2台のCDプレーヤー(ソニー製CDP-970)を改造しましたので、その音質の差を聞いてみてください。またもう1台のCDP-EX500をデジタルアウトで、DDAC01に繋いでその音質の差を聴いてみてください。DPAT01+DDAC01の音質とまでは行きませんが、同じ人間が手作りで改造したCDP-970は不思議とその音に似ています。この2台のCDプレーヤーはエンゼルポケットに常置しています。

この改造に関して
★自身の使用しているCDプレーヤーの音に疑問を感じている方。
★今の音に飽きている方。
にとっては最高ではないかと考えています。今回のCDプレーヤー改造計画の目玉であり、料金も1台6万円という価格設定です。信じられないほど音質は変わると言う事に関しては、マスタークロック交換よりも変化が大きいと言う事は間違いないと思っています。しかし、音の好みは千差万別、エンゼルポケットで音質を確認していただき、納得の上で改造をしていただける事が望ましいと考えています。遠方の方には貸出しCDプレーヤーも検討しています。

現状のDAコンバーターの問題点。
今日のCDプレーヤー内DACの問題点として、特にDAC部分のアナログ回路の貧弱さがあげられます。デジタルからアナログに変換する一番重要な部分の、回路、パターン、部品が量産というしがらみの中で非常にクオリティの低いものとなってしまっています。CDプレイヤー全体のコストから考えますと、ある意味仕方がないことなのですが、音質を決定づけると言っても過言ではないほど重要な変換の源、つまりアナログプレイヤーで言うとカートリッジに相当するような場所です。ここの品質を向上させる事で大幅な音質アップが望めます。

DAC改造内容
1.パーツ変更 (IC コンデンサ などの交換)
2.基板のパターン変更など

料金は、エンゼルポケット常設機器で6万円の改造です。
注)CDプレーヤーによっては改造できない場合もあります。
CDプレーヤー 1台に付き 63,000万円(消費税、発送料込)とします、その他、修理や大幅に変更を余儀なくされると判断した場合には、別途改造前にお見積もり致します。

注)
☆この改造によりメーカーの保障を受けられなくなる可能性がありますので、保障期間後を過ぎたCDプレーヤーを改造する事をお勧めいたします。
☆この改造は、あまり高価なCDプレーヤーには向きません。50万円以内のCDプレーヤーでのDAC改造でお願いします。

トピックス
サウンドカード及びオーディオカード改造も近じか、行っていく予定です。

マスタークロック交換には、ピックアップの交換も一緒に行うと更によいと言う新提案。
マスタークロックの交換と言う新しいジャンルの商品アイテムを増やし早3 ケ月、多くの人にマスタークロックの交換をしていただきその効果を堪能され、喜ばれた方も大勢います。しかし、中には「その効果が分からないと。」との返事を頂いた事もありました。確かにオーディオにはあたりはずれと言うものがありまして、皆が皆、お買い上げいただいた物がいいと言うことはありません。しかしマスタークロックの交換と言う最も論理的で根拠のある改造をしたにもかかわらず、その効果の違いが分からないと言うことは、販売する側にとって、真剣に考えなければいけない重要な事と思いました。それから、いろいろと悩み考え続けました。そして、ある結論に達したのです。
「ある程度年月の経ったCDプレヤーのマスタークロックを交換す売る場合には、一緒にピックアップの交換も行なわなければ駄目では。」と言う事でした。なぜかと言うと「ピックアップの中にあるレーザーダイオードは、意外と早く劣化しているのでは。」と考えたからです。そんな事は当たり前と思われる方もいらっしゃるのでしょうが、実は販売メーカーはピックアップの寿命に対して、どのくらいが交換次期の目安と言うことはあまり言っていないのです。
それは、使う側の条件が異なるために一概には言えないという事があるのでしょうが、インターネットやカタログで調べてみても、ほとんどその事についての文言はでてきません。そして、レーザーダイオードは、通常目に見えないし、ルックス計で測定もできない為、劣化しているかどうかも分かりません。
蛍光灯であれば、最近ちょっとチラツクという症状で、そろそろ蛍光管の変え次期と判断して交換しますが、CDプレーヤーのピックアップ部分は、いつ寿命がレーザー光が弱くなっていても目で見る事も出来ない事と、レーザーの光量はあるとき突然ではなく徐々に劣化していきます。だから音とびや再生不能が発生しない限りその変化には気付きにくいものです。しかし、ピックアップ部分が音質に与える影響は計り知れないと考えています。
パソコン(DPATO1)の様に、ハードディスクやメモリーから音楽データーを送り出す場合においては、機械が壊れない限りにおいて、急激な音質の劣化は考えられませんが、CDプレーヤーの場合はそうはいきません。
レーザーダイオードの寿命は約5万時間と言われていますが、熱や使用環境の違いによりCDプレーヤー内で、どのくらいで音質が劣化するのは検討はつきません。昔、照明の仕事を少ししていた事がありましたが、店舗に設置した新品の蛍光灯をその場でルックス計で測定した後、半年後1年後、同じ場所でルックス計で測定すると、20%、30%値が低下している事がよくありました。寿命は1万時間ですが、実際には徐々に輝度は低下していきます。そして、私が販売していた、電球型蛍光灯は1万時間で輝度50パーセントになった時点で寿命という概念の製品でした。蛍光灯とは、点灯しないから寿命ではなく輝度50%になった時に寿命としている事が多いのです。また1万時間と言っても、使用環境により大幅に寿命が変わります。もちろん、これとCDプレーヤーの概念が一緒ではないでしょうが、可能性はあると考えています。
実は、エンゼルポケットに置いてある、マランツDV8300Xは、たぶんそのような状態になってしまった可能性大です。店での使用頻度は通常の自宅での使用とは桁が違います。1日6時間〜8時間、1年半以上再生しっぱなしで使用していました。
ある時、新品の3万円程度の、CDプレーヤーと音の差を聞き比べてみたら音質で負けてしまいました。店員にも確認の聴くてもらったが、同意見でした。DACの違いも考えられたので、光アウトで同じDACで比較してもわずかに、その違いが確認されてしまいました。マランツDV8300Xは、とても優秀なCDプレーヤーと思っていますし、バイナリー一致も確認しています。ましてや、X処理もしています。そう考えると、ピックアップレーザーの消耗の可能性が高いのではと考えました。CDプレーヤーはデーターをきちんと読取り、そのデーターを正しく送信すると言うことが一番の仕事です。ですから、通常に使用して5年以上使用しているCDプレーヤーをクロック交換をする場合には、ピックアップ部分も同時に交換することをお勧めします。幸いにもマスタークロックを交換する業者にも話をし、ある程度の機種であれば、メーカーに出さなくてもピックアップの交換は可能と言うお答えを頂きました。特にソニーやティアックのCDプレーヤーはメーカーからのピックアップの取り寄せできる事もあると言うことなので、全て一緒に交換することも可能な場合があります。しかしピックアップ部の交換は、値段を断定してお伝えする事は出来ません。
詳しくはメールかTELにて、お問い合わせください。何人かのお客様には、その事をお伝えしピックアップの交換作業も合わせて行った結果、恐るべし音質の向上に大変喜んでおられました。その効果については、古くなったCDプレーヤーは特に、マスタクロックの交換と一緒におこなうと、新品以上の音質になる可能性大です。

★クロック交換の時、ピックアップ部の交換もセット希望の方は、別途お見積もり致します。



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