5月20日

イベント情報

5月21日 PM6:00より 第12回 Geな夕べ開催します。

5月21日Ge3夕べのお題目は...
1.Ge3パワースタビライザー 正式版の顔見
2.Ge3櫓(やぐら)デモ・バージョンの体験
3.SPのチューンアップ手順

Ge3な夕べも12回目を迎えます。先月の試聴会で、大地の上に乗るテストを行った時に、妙な異次元世界を感じました。「そう思うからそうなのか。」とも思い、その後何度もその上に乗って実験を重ねましたが、いつでも、異次元の世界にトリップしたような錯覚に陥ります。まさに「きさワールド」を感じます。「きさワールド」恐るべしです。

フライングモール
私は、「デジタルアンプ」と言うものが、余り好きではありません。AVアンプなどに多いデジタルアンプを聴いて「いい音。」と思った事は、あまりなかったのです。しかしフライングモールというアンプは、通常のデジタルアンプに比べて、少し違った感覚を持ちました。「空間が広がって、立体感でたような。」そのな音に変化するといった感じです。よく分からない表現で申し訳ない。デジタルアンプの欠点は、「どうも音に立体感がない。」そんな印象を受けていましたが、「フライングモール」は、かなりの「立体感」を感じさせます。しかし、少しエージングが必要なようで、新品では電気入れて、2〜3時間は必要な感じです。アナログアンプでも、追求すると値段が高額になってしまう事を考えると、「対費用効果は非常に高い」そんな印象を受けます。総じてSACDのような、まったり系の音には良く合うアンプではないかと思っています。5.1chマルチをお考えの方は、ぜひお試し下さい。

アッシャーPC6311
このスピーカーほど、最初と今の評価が一変したスピーカーもないと考えています。最初聴いた時は、「暗い音。」そう思うスピーカーでした。しかし、日を追うごとにどんどん良くなっていく気がします。具体的に言えば、どのような音楽をかけても「夕暮れたそがれのの様な音になってしまう。」と言う事ですが、徐々に元気な音が出てきるようになりました。だいぶエージングも進んだので、もう1つの欠点である、「ピンボケ」を直す為トルクマネージメントでネジ調整行いました。さらに音は一変しました。何故かと言うと、初期トルク値が「結構バラバラ。」だったからではないかと思っています。厳密に言えば「音を鳴らしたから、値がずれたのか、最初からバラバラだったのか。」エージングを行ってから計ったので分かりません。しかし、どんなスピーカーでも、トルク値を揃えるのはとても重要な事。と再認識させられました。フォーカスが合う感じです。私は、本当は2ウェイのスピーカーが好きです。何故かと言うと「音にまとまりがあるから。」そして、それはトルク調整を行いさらに深まっていきます。同じ2ウェイでもS-520では、本物の低音は出ないそう考えると、「まとまりがあり、低音もそこそこ出て、安い。」3拍子そろったスピーカーだと思います。映画再生も、ある程度はサブウーハー無しで再生できると思います。

要石
要石は、Ge3商品の中でも最も好きなアイテムにひとつです。私は音が大幅に変化するアクセサリーは余好きではありませんが、要石は「スカット、音が抜ける。でも音色は変わらない。」そんな所が大好きです。人によっては「変化が少ない。」と言う人もいますが、私はかえって、「変化が少ないがなんとも気持ちが良くなる。」そんな要石をとても好んでいます。究極の「癒し系グッヅではないか」と思っています。ケブタもいよいよ発売開始となりそうで、非常に楽しみです。

生禄
先日、らくだ銀座なるところが主催する、LIVEに行って来ました。皆、プロの演奏家があつまり、ジャズやロック、クラック、弾き語り、などなんでもありのコンサートでした。公演時間3時間とかなり長い間演奏していましたが、空きることもなく「感動しきり 」で帰って来ました。ライブはPAだったのですが生楽器主体だったことと席が前の方だったので、スピーカーから出てくる音と、生音が混ざって聴こえきていました。PAでもLIVEは「本当にいい音だ。」と思いました。そして、このLIVEを録音したのは、木魂アンプ等を製作していただいている山本さんと言う方が録音しました。録音方法はマルチ録音で、ミキサーを通しながらライン取りしてDATで録音しました。その録音は、後にDATから、デジタルtoデジタルでDPAT01に再度録音し、聞いてみました。すると「その時と、ほとんど同じ音楽が再生できた。」と思い、一瞬その時の時間が蘇りました。「ある意味での原音忠実再生とはこういう事を言うのだな。」とつくづく思っています。ワンポイント録音ではないから、完全生取りではないのですが、実に生々しい音楽が再生できているように感じています。そして、その後CDの音を聴くと、「どうも作り物臭い。」という感じがします。特に最近のCDは、レコード会社やマスターリングエンジニアの意向が強く出すぎていて、音をとことん加工している気がします。ただ、昔の音楽「20年〜40年」くらい前の音楽は、加工はしていても、まだ加工が少ない気がします。デジタル録音できるようになり、後加工が簡単になるにつれ、そういう傾向が深まっているのではないでしょうか。しかし私にとってのオーディオの重要度は、「ピアノが本物らしく聞こえる、ベースが本物らしく聴こえる。」と言う事です。DPATと出会えて、それがよく分かるようになりましたが、でもCDに入っているピアノの音が、電子ピアノなのか、生のピアノなのかよく分からない事が多い、そのくらい、CDの音は加工されている様に思います。オーディオ装置の優勝劣敗を決めるには、本当はプロのミュージシャンに、その場で演奏してもらってその生音を聴き、その生音を録音し、比較するこれが最も基準のある聞き比べではないかと思います。今時は流行らないのでしょうが、その事を抜きに「オーディオ装置の良い、悪いを言い合っても」実はすべて水掛け論になるのではないでしょうか。加工された音に、オーディオ装置側で再度加工して音を合わせていけばある特定の音楽は「いい音に聴こえる。」そういう状況になりますが、しかし他人が聞いたら、「変な音。」となる事も多くあるにように思えます。オーディオの今までの論争はほとんどこの手の事が当てはめられているような気がします。今後は、オーディオの原点に帰り「生音とハイファイ」と言うテーマを織り交ぜながら、このニュースをお伝えできればと思っています。

スピーカーの向き不向き
スピーカーは、「メインとサブがある事が望ましい。」と最近思うようになりました。私は、音楽のジャンルは問わず、なんでもよく音楽を聴いています。JPOP、ジャズ、フォーク、クラシック、フュージョンこのジャンルの中で、一番好きなのは、フォークとジャズです。しかし、JPOPもよく聴きます。ジャズは、仕事帰りに、酒飲みついでにジャズライブハウスによく行くので、もっとも生音と比較ができ参考になりますが、JPOPは、1年前に織田和正のコンサートにいった以来コンサートには行っていません。フォークは暇もないので、池袋や新宿でたまに、弾き語っている人の歌を30分くらい聴いていたりしています。話がそれましたが、音楽に対しての、スピーカーの向き不向きと言うのは、やっぱりあるような気がします。本当は、そういうのは好きではないのですが、最近の音楽「特にJPOP」は、加工がひどいので、ある程度ファジーに再生するスピーカーでないと、とんでもない音になってしまいます。平原 綾香の「ジュピーター」というCDを買って再生した時、CP−8871では、聴くに耐えない音になってしまいました。しかし、S-520ではずいぶん聴ける音になります。女子12楽坊も、あっけに取られるほど加工されていると感じています。そんな時は、S-520で再生します。シンセサイザーで作った不自然な低音は、本当に耳に悪いと以前から思っていますが、DPAT+DDAC+Dアンプ+CP-8871では、そのように作られた低音は、すべて音を出してしまうので、本当に聞き苦しくなります。しかし、お店をやっている以上、人々の音楽の好みは千差万別でありますから、そんな事も言っていられません。お客さまによって聴く音楽はさまざまです。しかし、これがひょっとすると「相性というものか。」そう考えるようになりました。相性とは音楽にあわせて、スピーカー、アンプ、CDプレーヤーを変えることなのかもしれません。良い悪いではなく、自分がどんなジャンルの音楽が好きか、そのことによりオーディオ機器を選択する事も必要な気がします。DPAT01やDDCAプロは完全ピュア生音が、ほぼ完璧に再生されるように作っています。なぜかというと、「生禄にあわせて、音つくりをしているから。」しかし、通常のCDプレーヤーは、生音に合わせて、音作りはしていないと思われます。スピーカーもピュアを求めると、高い買い物になります。だけど、余り加工のひどいCD音源は、ミニコンポやMP3に変換して、再生した方が良く聴こえる事もあります。先日は、余りにひどい音だったので、自ら
録音データを加工しなおすと、ある程度よい音になりました。またPC再生では、再生ソフトによる音楽の相性も楽しめます。しかし、ピュアを求めるオーディオショップとしては「最高の音楽を最高の音質で鳴らしてみたい。」そう思っています。しかし最高の音楽とはやはり「生音」と思っています。それに相応しいかどうかは分かりませんが、アッシャーでは最高ランクのスピーカーであるCP8871をリファレンスとして使用しています。オーディオ装置のよくある誤解は、どんな優秀な装置でも、すべての音楽を良い音で聴く事は不可能と考えています。ピュアに再生していくと、音楽の粗が見えてくるからです。しかし、原音忠実再生は、オーディオの究極でしょう。実際には、通常のCDでは原音を知らないので、生禄もしなければなりません。それは非常に金も手間も掛かりますし、この境地は、未だ誰も達成していないような気がします。恐らく現段階では実現不可能と思っていますが、ぜひチャレンジしていきたいと思っています。でもカラオケ行っても歌えない、クラッシクやジャズばかり聴いていても暗い人生を送りそうで、そんな時はSー520で、JPOPを聴けば最高です。



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