9月20日

黒田先生が
書かれた著書

9月4日(土)PM6:00より黒田史朗さん「音デザイニング、エンゼルポケット」の第2回が開催されました。  

このイベント開催の意義
黒田史郎先生が、A&Vヴィレッジに連載を始めたのが、平成13年5月号(49号)からです。黒田先生は常に、音楽を商業ベースで生かす活用法を提案してきました。つまり、「音をリスニングする事だけにとどまらず、音を他業種業界で活用できない物か。」ということでした。黒田史郎先生は、そのテーマについて実際に専門学校(日本工学院・環境デザイン科・音響芸術学科)の生徒に教えていた事もありました。
もし、趣味としての、音楽やオーディオ愛好家を、自分の仕事に役立てる事が出来れば一石二鳥ではないかと考ました。又、音楽を理解しないで、オーディオを理解する事は出来ないと思っています。そこで、エンゼルポケットを「音楽サロン」にしてしまおうと考えました。世界中の様々な音楽をここで聴けそれを、自分の趣味や仕事にも生かしていただこうという試みです。このHPを見ている方も、大半は社会人の方で、仕事を持っていると考えています。仕事に対して、自分の趣味を多少なりとも活用する。そんな生き方をしている人も、世の中にはたくさんいますし、その事により成功を収めている人もいるようです。音楽は、人間の生活に対する密着度が非常に高いもので、音楽が無く暮らしていく事など人間にとって考えられない事ではないでしょうか。


1.運動会 ・・・・音楽が無ければ全く楽しくない。
2.映画 ・・・・・音楽が無ければ感動しない。
3.カフェバー・・・音楽が無ければ長時間滞在できない。
4.オリンピック・・音楽が無ければ盛り上がらない。
5.自動車・・・・・音楽が無ければ間が持たない。

商業空間
商業空間には、必ずといってよいほど音が流れています。音場の良し悪しによって、また、ソフトの適合性によって、顧客の購買意欲を左右する。したがって、企業はことさらに注意を払わなければならない。かつて「入りやすい店・売れる店」(岩淵哲・南条恵共著)が話題本になり、そうした現場のニーズを示した事例だといえよう。A&Vヴィレッジ49号「第1回音デザイニング塾」より

上記内容を噛み砕いて説明すると、音楽は、そのお店の売上向上や顧客獲得について有効な手段となることがあるということだと理解しています。例えば、「レストランで、相性の良い音楽を聴かせるようにすると、ビールの売上が向上する。」といった事です。映画やドラマにしても、ヒットのする成功の鍵の多くの割合を音楽が占めている場合が多くあると聴きます。音楽の有効活用は、テーマとして非常に面白い物だと思っています。今までは、著作物のみで公開して来ましたが、今度は、実際に現実的体験としての活用として、エンゼルポケットで実行して行きたいと考えています。

テーマは、「星に願いを」でした。
今回は91曲すべて、DAPT01に収録しました。1度取り込んでしまうと、操作は簡単なので、次々と違う音楽を聴くことが出来した。「星に願いを」という曲は変わりませんのですべて同じ曲ですが、当然のことながら全く違った音楽に聴こえます。その新鮮さは非常に感動的で新鮮さを感じます。

今回試聴した、曲リスト
今回試聴した、音楽

アーティスト アルバム名
1 オリジナルサウンドトラック ピノキオ
2 スーザン オズボーン ディズニーを歌う
3 ルイ アームストロング サッチモ・シングス・ディズニー
4 グレン・ミラー 星に願いを100%
5 サミーケイ 星に願いを100%
6 ソニーロリンズ 星に願いを100%
7 ビル・エヴァンス インタープレイ+1
8 バーバラ・ヘンドリックス 星に願いを/ヘンドリックス・シングス・ディズニー

黒田先生いわく、「こういう曲の聴き方をする時は、まずオリジナル曲を聴くのが鉄則。」と言う事でした。1曲目の オリジナルサウンドトラックを聴きました。非常に古い録音で、恐らくSPレコードからCDにした物と思われます。しかし、耳に残るいい音です。1940年といえば、昭和15年で戦前です。こんな時代の曲が今も手軽に聞くことができる事がCDのすばらしいところでしょう。

お客さんの中で、ジャズ好きな人が来ていて、ソニーロリンズが「すばらしい。」と言うことで、再度アンコールとして再生しました。その方いわく「まさに楽器で唄を歌っている。」と言っていましたが、そこに人がいる様な気配感を感じることが出来たと思っています。様々なアーティストの同じ曲を続けて聴くと「録音の仕方」と言う物が分かってくるような気がします。これはと再生する側の物にとっても、有意義な事だと思います。今回のイベントで気を使った事の1つは、ボリューム調整でした。曲により音量がかなり違うので、ちょうど良い具合に合わせなければならないのですが、この辺の調整は、感を頼りにするしかありません。コンサートのPAエンジニアのようです。それと同じように、オーディオコンサートも難しさがあります。しかし、この辺は慣れだと思いますので、次回はもう少し事前に準備したいと思います。
次回は11月4日(金)6:00〜開催予定です。「どうせなら酒でも飲みながら。」と言う意見もありましたので、今度は、用意しようと思っています。将来的には「音と映像」という事を視野に入れて、このイベントを企画しています。ぜひご参加を。

その後
ちなみに1週間かけて、すべての曲を聴いてみました。どれを聴いてもすばらしかったのですが、私の特に印象に残る曲は以下です。ぜひご参考に。

アーティスト アルバム名
白鳳短大ハンドベル・クワイア ハンドベル・ウエディング・ストーリー
TAKE6 ウッシュ〜ハート・オブ ディズニーソング
秋吉 敏子 ナイト・アンド・ドリーム
ソニーロリンズ 星に願いを100%
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ 不思議の国のアリス
バーバラ・ヘンドリックス 星に願いを/ヘンドリックス・シングス・ディズニー

番外編では、
スターダストレビューもとても気に入りました。1つの作品としての完成度は、洗練された物を感じます。

今後の展開
黒田先生から、ダンボール6箱分のビデオが送られてきました。その中身は、黒田先生が今まで収録した音楽放送ビデオです。これをデジタル録音して、すべてハードディスクに録画する予定です。
今後、お店でも再生する予定ですので、楽しみにしていて下さい。超貴重な、お宝映像満載です。