2月9日

Apolloセラミック感想

お客様からお便りが届きました。
アポロセラミックですが、入浴中はあまり感じないのですが、出てすぐにものすごい快感とリラックスが襲ってきますね。まだ2日目ですが面白い感じです。
で、あのままではホーローやステンレス製ではぎたぎたに傷ついてしまいますので、100円ショップの「フェイスあわあわクリーミーネット」というやつ(まあみかんネットの白みたいなものです)でくるんでタイラップで止めて吸盤がついてたのでそれでぶら下げ ています。簡単な加工ですが、これでばっちしです。是非試してみてください。

オーディオアクセサリーの謎 ケーブル編

●ケーブルによる音質の変化はほとんどないと認識している人たちの意見。
測定器による計測では、ほとんど誤差とも言えない範囲の差しか出ていない。

●ケーブルによる音質の変化はあると認識している人たちの意見。
測定器よりも人間の聴覚の方がレベルが高い

上記文章はかなり大雑把な文章ですが、大まかに分けると大体いつもこんな感じに集約されると思われます。私は、今までの経験上ケーブルのみならず、ほとんど全てのもので音質は変化すると思っていますし、その実験で、何度感動を味わえたかは、枚挙に暇はありません。そこである面白い実験をしてみました。
その実験とは「ケーブルを取り替える前と、取り替えた後の音を録音しバイナリーデータが一致するか。」ということです。その結果は、(全くデータは一致しませんでした。)しかし、ここでもう1つある真実は、ケーブルを変えなくても、(データは一致しないということです。)

音を完全に捕らえた人間は、まだこの世にいない。
私は上記実験データを見たときに、「音を完全に捕らえた人間は、まだこの世にいない。」と思いました。音という物は、生き物と同じで常に一年中変化している物だから、現象として数値で完璧な値を捕らえることは不可能と考えるようになりました。

ケーブルを取り替えた時は、スピーカーやヘッドフォンから音を聴いているのに、そこにケーブル単体の抵抗値の測定データは意味があるのか。
例えば銅線の8Nと4Nでは、8Nが99.999999% 4N99.99%という純度であり、その抵抗値(mΩ/m)が0.1〜3程度しか違わなかったとしてもスピーカーから出る音に、どの程度違いがあるのかは、誰にも解らない事だと思っています。もし違わないというのであれば、世界最高の録音機と音響装置を作って完全データ一致する事を証明するしかないでしょう。

人間は物理的な音のみを聴いているわけではない。
ここで、もう1つ問題があるとすれば、人間が音を聴くという事は、必ずしも物理的にそこにある音のみを聴いているわけではないという事でしょう。それは、なぜかといえば、人間は「聴こうとするものはよく聴こえ、聴きたくない物は聴こえない。」という作用が働くからです。それを物理的には「カクテルパーティー効果」と呼びます。一番分かりやすい例は、多くの人の声でざわめいている、コンサートの会場でも、私たちは隣の人と普通に会話ができますし、アーティストの歌う曲のみ、感動しながら聴く事が出来ます。また、忘年会のシーズンなどに居酒屋に行くと「店全体が、本当にうるさい事」がよく有りますが、でも友達と話をしていた事は、翌日でもよく覚えています。しかし、隣の客がどんなに大声で話していても、「全く記憶には、残っていないのではないではないでしょうか。」そして、そこに高性能なマイクを置いて録音すれば、いろいろな雑音が混ざっているはずです。だから「コンサートホールで、どんなにうまく録音しても」生の音楽とはぜんぜん違うのだと思います。そこに1番影響を及ぼしているものは、やはり「人間の感情、心理です。」ケーブルの話にもどりますが、実はケーブルで音が変わらないと思ってる人は、「所詮ブラーシーボ効果ではないか。」と思っている方が多くいて、そしてケーブルで音が変わると思っている人は、「やはり集中力をもって音を聴けば、こんなに違いが解る。」と解釈しているのではないかと思っています。さてどちらが本当なのでしょうか。

ケーブルで音が変わると思っている人は日本全国に5万人くらいはいる?
おそらく、この位の人数は日本にいるのではないかと思っています。問題は、この人数は多いと捕らえるか、少ないと捕らえるかです。私は十分に多いと思っています。統計学的に見れば、十分な人数だと思います。テレビの視聴率サンプルも関東地方で、600世帯程度ですが確率的にみれば、誤差5%程度だそうです。5万人という数字は、600人の約83倍ですから、そう考えれば、ケーブルで音が変わるという事は「紛れもない事実」ではないでしょうか。しかし、理論的に確立されていないため、何を言っても個人的な主観的価値観しかないと思っています。だから、1本10万円の電源ケーブルが1本3,000円の電源ケーブルに音質的に負けることも十分に考えられます。だからといって「高額なものが一切駄目」というのも偏見的な物の見方だと思います。しかし、「本来オーディオアクセサリーに勝ち負けは意味のない話なのだと思います。」なぜかといえば、「基準がハッキリしないから」という事になるのでしょう。

では、どんなケーブルが良いのだろうか。
難しいのですが、あくまで私の主観です。

電源ケーブル
 なるべく太くなくなるべく細くないケーブル
 振動の影響を受けにくい。できればやわらかいもの。

RCAケーブル
 しっかりと、シールドをしていて機器の素材を生かせるもの
 色付けを好むのであれば、銀線等。

スピーカーケーブル
 2.5〜4スケくらいのやわらかいケーブル、OFCよりはPCOCCかなと思う。
 (これも、ケースバイケース)

特にオーディオ用ケーブルは、多種多様な商品が出回っていて、自分の好みに合う確率は低いのかもしれません。しかし、自分の好みにビッタシハマッタ時の快感は、なんとも言いがたいのかもしれません。まさに、「お宝発見」ともいえる事ではないでしょうか。「それを無駄など努力と思うか、それでも探し続けるか」は考え方の違いだと思っています。競馬が趣味の人に、「あんな確率の低い物をやるなんておかしい」と思うか、「万馬券当てたときの快感が、病みつきで止められない。」と思うかの違いでもあるのかもしれません。

オーディオは試行錯誤するから楽しい。
1つこういう考え方はどうでしょう。オーディオと映像の違いは、例えば、樹齢1000年の樹木を撮影する場合映像機器で写しながら、生の映像とモニターで見た映像を同時に比較する事ができます。樹齢1000年の樹木は、時の流れがゆっくりですから、昨日、今日、明日でも見た目区別がつかないほど、同じに見えるでしょう。だから、どの装置が優秀かは、「百聞は一見にしかず。」のはずです。しかし、音はいかなる場合においても同時比較する事はできません。生の音楽演奏と録音同時再生などしたら、音が混ざって変な音になります。そういう意味で言えば、音は瞬間瞬間を捕らえていくもので、スポーツみたいな物です。プロ野球の選手も、毎日毎日年間140試合以上試合を行っても飽きないのは、おそらく「1日たりとも同じ事はない。毎日毎日変化があるから。」なのではないでしょうか。音は「捕らえられないもの。」「難しいもの。」「試行錯誤するもの。」だけど「変化があって楽しい」そう考えれば、苦労した分だけ楽しみも増える事だと思っています。これってすばらしい趣味だと思っています。音楽、録音、オーディオ、すべてに言える事だと思っています。

意識、心理、感情が音と共存する。
例えば、この間録音したLightBox音でも、「生の音と録音された音の違いはハッキリと解りました。」ただ相当の生の音に近いと感じ取る事ができました。その違いは、

?当人が目の前にいる。(視覚効果)
?歌っている本人の感情が伝わってくる。(感情の高まり。)

上記2点が、生の音とオーディオでの音の決定的な違いだと思っています。ただ、この間12月25日に録音した音よりも、何十倍もいい音で録音されているのではないかと思いました。その理由は、

1.マイクの更なる改造
2.ミュージシャンの気合の問題(リハーサルと本番では違う)
3.特殊録音用電源タップの使用

などが考えられます。特に特殊録音用電源タップの使用は、本番前のリハーサルと、その後数時間後の音での違いがはっきりわかったような気がしています。ただミュージシャン、録音者、プロヂデューサーも、音楽製作に関してはあくまでアマチュアである事はご容赦下さい。



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