5月5日

エンゼルポケットニュース

本日お伝えする、ニュースはたぶん業界初だと思えるコバルトメッキについてです。私も、はじめてその言葉を聞いたときには、さっぱり意味がわからず「へェー」と思わず言ってしまいました。でも、音を聴いてびっくりしました。「こんなに音が変わるとは。」そんな感じです。私が、某会社でオーディオアクセサリーの販売をしていた時に、最初に扱った商品は(接点NO1)という商品でした。その時、「接点でよくもこんなに音が変わるな。」とびっくりした時を思い出しました。その後「ゴールド、シルバー、銅」などの接点剤が出た時など、接点剤を持ってよくカラオケに行きました。(その頃は、マイクも有線で、ピンジャックのコネクターが付いていました。)「今日は金で行こうか。」と言ってマイクのコネクターに(ゴールド接点)を塗ると「いや、声が艶やかだね。」とかいって遊んでいました。接点で音が変わると言う事は、嫌と言うほど思い知らされています。ラジウムコバルトメッキのケーブルは、不思議なサウンドが醸し出されます。「聴いた事のない音」そして「不思議な音」ですね。「さわやかで、すがすがしいサウンド」が演出されます。夏向きな製品かもしれません。『ちょっとイメージ先行かな(笑)』ぜひ皆さんご試聴あれ。

5月13日(金)6:00より、コバルトシリーズの製品試聴会を行います。
未知なるケーブルの音をぜひ聴きに来てください。お待ちしています。
司会は西出晃さんです。

接点革命!日本初、世界初、宇宙初?(たぶん業界では)
OJI Special Cobalt-X1000 Series
極厚Cobalt-X1000 platingで迫る 
最新のテクノロジーをいち早くあなたの元へ!

清 & 暖
コバルトサウンドが貴方の体と空間を駆けめぐる!
 今回開発した、コバルトX1000シリーズは 極厚のパラジウムコバルトメッキ (Pd-Co plating)を施してあり、電気的特性と耐摩耗性を高度なバランスで追求しました。
 近年コバルトやパラジウムの新しい利用方法が開発されつつあり 最新のハイテク産業に使用され始めています。最新の高性能コバルト触媒や最新燃料電池また、有名なアメリカ ベル研究所等の論文報告にもあるように、大学での研究も盛んに行われており これらの研究は時代の最先端を走っています。OJI Specialでは最新のテクノロジーを業界で初めてオーディオ機器接点に採用いたしました。(当社調べ)
 金メッキはオーディオ接点としてはあまりにも有名ですが、一般的な 0.02-0.03ミクロン程度のメッキでは色が付いているだけで、実は地金が露出している状態です。何回か抜き差ししたプラグの金メッキの色が変わるのは、地肌が既に見えているためです。金自体は極めて酸化されにくく、良好な低接触抵抗ですが、地肌が露出している状態ではその特性は発揮できません。また このような薄い膜厚の実際の製品では、その薄さと柔らかさのため 摩擦に非常に弱く、0.1ミクロン以下のメッキでは、抜き差しの頻度が高く摩擦の多い過酷な条件のオーディオマニアの需要を満たしているとは言えませんでした。また ロジウムメッキでは 十分な硬さはありますが、安定接触のためには 柔らかさも重要なファクタになり
オーディオ用としては硬さだけでなく柔らかさとの高度なバランスが必要になります。しかしPdCoプレーティングでは硬さも硬質金メッキに比較しても 約3倍も硬く延性に優れており(アメリカ ベル研究所論文より)
 まさに過酷な条件下の使用条件を満足していると言えるでしょうCobalt-X1000シリーズは、オーディオ用として研究を重ね、特殊下地処理の上に、特性向上をもたらす 金メッキ下地処理、さらに 過酷な条件下で安定した特性を保持する極めて厚いPdCoを使った最新の多層技術を採用。ケイ光X線測定による厳重な品質管理の下で膜厚も約0.8〜1ミクロン前後と 従来の金メッキに比較して 10〜50倍も非常に厚くプレーテイングしております。安定して揺らぎが無く、澄みきった暖かなコバルトサウンドを是非お楽しみください。

元素について
Cobalt

名前の由来はドイツ語で「地の妖精」を意味するコーボルト (Kobold)コバルト(Cobalt)は、原子番号 27 の元素で元素記号は Co、白色の金属。鉄より酸化されにくく、酸やアルカリにも強い。スピーカーに使われていた高性能マグネットなど有名な使用用途。最近では 超高性能コバルト触媒、燃料電池など時代の最先端を走っている。発色に使ったコバルトブルーはあまりにも有名

Palladium
名前の由来は、同年(1802年)に発見された小惑星パラスに因んだもの。パラジウム (Palladium)は原子番号 46 の元素で元素記号はPd。白金族元素の一つ。常温、常圧で安定な結晶構造で銀白色の稀少金属の一つ。

共通仕様
Pd-Co platingメッキ厚 約1ミクロン 特殊多層構造
クライオ処理

製品ラインアップ
・Cobalt-X1000 Series

OJI Special Cobalt-X1000 seriesは 新しい工業用素材で非常に高額ですが、この良さを多くの皆様に知っていただくため 見た目のよけいなコストを省いた実用性の高いローコストになる素材をラインアップしております。

・RCAプラグ
本プラグは接点にとって非常に大切な自己クリーニング特性(抜き差し等の摩擦による洗浄作用)および 接触部分の構造と強度を重視し、あえて作り良さと確実な接触確保の為 ベーシック構造を持つハンダ付けタイプを採用しております。

・Y端子・丸端子
端子は Y型と丸型の2種類を用意しました。素材は様々なテスト および 工業製品として信頼性が高く多くの実績がある 銅素材を採用しました。銅は適度な柔らかさがあり密着性も良好です。

・フォーンジャック(ステレオ・モノ)
電子楽器や録音機材など音楽用途として フォーンジャックを用意しました。

・オーディオ用ヒューズ ファストブロウ/スロウブロウ ジルコン入り
ミゼットタイプと標準タイプ それぞれ ファストブロウ(即断タイプ)とスローブロウ(遅断タイプ)を用意しました。

・その他 RCAケーブルなど アセンブリ含め続々登場予定

開発苦労話
OJI Specialは 世の中に無い もしくは 特殊な状況下でマニアの方が使えるものを開発してきました。オーディオ関連では DPAT-01という オーディオでは行わなかったパソコンを使った高性能機器ということで脚光を浴びました。しかし DACやアンプもそうですが、「よいもの」 ということで追求していきますとどうしてもコストはかさみ、誰でも手が届き使えるというような 多くの人に使ってもらえるような 一般的な製品にはなりづらい商品が多かったのです。そこで 比較的安価なオーディオアクセサリにOJI Specialの技術を生かし何か作ろうと考え インシュレータなども手がけましたが、確かに音質は満足できるものはできましたが、もっと身近な何かを探していました。そんな状況の中 私が子供の頃から話題となっていた、プラグなどの接点関係に目を向けました。世の中 金もしくはロジウムなどが最高と思われておりますが、今まで特殊な装置の設計製造現場で学んだ工業用製品では様々な技術が使われており、なにかそういう技術がオーディオに利用できないかと考えて 今回の企画になりました。
さて 今回のCobalt-X1000series開発には特殊なメッキを施すため素材から開発する必要がありました。しかしながら 素材の開発には多額の開発資金がかかり、昨今のオーディオ業界の動向を見ますと何万個も一気に生産販売できるような状況ではありません。せっかくの新しいものですから オーディオ愛好家のために 手ごろな価格で製品化できないかと試行錯誤する毎日が続きました。
 秋葉原で売られている 商品を解析しては、技術打ち合わせをし、また買い漁る日々です。しかし この段階で解ったのは いわゆる金メッキ として売られている商品ですが、実際には工業用の金メッキをしてある ものばかりではないということです。いわゆる 「金色のメッキ」という形です。本当の「金メッキ」でも100%金ではなく 割金をしてあるものもあるそうです。さらに メッキ方法の違いで後工程が変わります。そのため  金メッキものの、すべての素材を調べていたのでは いくら資金があっても足りません。新たに削りだしや金型を 作ってしまった方が安くなるくらいです。これでは 当初の「できるだけ手が届く価格で販売したい」という目的を達成 できません。さらに今回は 新しいメッキを施すと言うことで下地作りもおこなわなければなりませんでした。
 製造工程は詳しくは書くことはできませんが、今回選んだ素材は、今回の新しいメッキがしやすく、比較的手が届く価格になるような素材で、なおかつ Cobalt-X1000シリーズの特徴を生かせる素材を選びました。ケーブルアセンブリとは異なる、オーディオマニアの方々がご自身の好きなケーブルを使えると言うこともメリットです。ただし、RCAプラグに関しては、極太対応のものが見つかりませんでしたので 現在はφ6の対応です。スリーブ部分を変更すると 若干太いものもつけられます。φ6のケーブルでもよいものは結構市販されております。当方で実験した結果でも良質なものは多く決して極太ケーブルに引けをとるものばかりではありません。これは ケーブルというよりも、コネクタなどの接触が問題だったということも言えると考えています。
 また Yラグに関しても規格の問題があり、銅素材のものは多くありませんでした。こちらも 極太端子には適合できませんが、φ6 と φ8を用意しましたので たいていのものには適合するはずです。
今後は お客様の反応を見ながら、特殊な極太用なども用意できればと考えております。



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