4月30日

本日のテーマは、OJISpecialから新しく発売される、電源ケーブルキットについてです。

今まで、イベントなどでは公開してきましたが、 正式な発表は避けてきました。それは、特許出願のためです。
そして、このケーブルには、アースに対しての、切り替えスイッチが付いています。
従来の電源ケーブルとは違う、全く新しい発想のケーブルです。

ついに明かされるCrystal Power (コバルト電源ケーブル)

ついに発表です。!
コバルト電源ケーブル

クリスタルパワー(Crystal Power)
開発期間は、約一年。調査期間まで含めるとかれこれ・・・・様々な電源ケーブルを試しました。 もちろん 世界の一流品を、お客様の協力のもと最高と思える装置で試してきました。 さらにOJI Specialではマスタリング環境も配慮し、実際にマスタリングをしている方の スタジオで様々なケーブルをテストしてきました。
なぜこれほど時間がかかったか!?それは電源ケーブルの様々な秘密を、 実験と経験そして理論から追いかけていたからです。 試作したケーブルは勿論たくさんありますが、それよりも理論的に不思議なことが山ほど 有りそれを有る程度解明しないと納得のいくケーブルはできないのではないかと考えたからです。

1, なぜ電源ケーブルで音が違うのか?
2, 機器によって電源ケーブルの相性があるのはなぜか?
3, 接続する機器の違いで、同じケーブルでも音が違うのはなぜか?
4, 純粋なアナログ機器と、デジタル的要素を含んだ機器でなぜケーブルの 善し悪しが変わるのか?などまだまだ沢
   山の謎があります。

その回答が
プロフェッショナル電源ケーブル クリスタルパワー DX-1
(特許出願中)

コバルト電源ケーブルは 高音質、 高品質が評価されレコード会社の要望で製作し、3月5−6日に東京でおこなわれた 秋吉敏子&ルー・タバキンのライブレコーディング で実際に使用されました。
使用されている端子処理は プラグ側は
CobaltX-1000、ソケット側は
CobaltD-1000です。
それぞれ最適な素材を選択しています。
さらに ダイナミックグラウンドシステム(DGS)と命名された 特殊な接地システムを搭載しています。 昨今のオーディオ機器はデジタルとアナログが混在したものになってきていますが、 アナログだけの機器とデジタルまたはアナログデジタルの混在機器では、 電源ケーブルや接続方法で音質の変わり方がかなり違います。

これを解明せずして、現在のオーディオを上手に使うことはできません。 OJI Specialでは、計測業界で培った長年のアナログ設計、デジタル設計技術を応用し、 CrystalPower DX-1を完成させました。DGSは単なるアースのオンオフではありません。 特殊な回路要素を搭載して接地と非接地を切り替えています。

さて どうして電源ケーブルの接地回路で音質が変わるのでしょうか?

これは説明するのは大変難しいのですが、一言で言うと 「共通インピーダンスに起因するもの」 と言えると思います。 詳細は一般には理解するのは非常に難しいので割愛させていただき、簡単に説明いたします。 デジタル技術を追いかけている昨今の設計では単に 「アースのインピーダンスを低く抑えれば良い」という事だけ考えて、 「太いライン」や「ベタアース」などといった事だけを考えて設計されていることが多い のですが、これではアース機能は不十分です。 電気工事の世界では第三種接地工事 といわれるような規格で接地することがありますが、 こういった接地と電子回路でいう接地とは全く異なります。

電気工事ではインピーダンスを低くすることに主眼が置かれますが
、電子回路では、いくらインピーダンスを低くしてもそのライン部分(またはアース部分) で電磁波を受けるという意味でノイズがのらないということが主体となってしまいます。 しかし オーディオ機器や計測器など微少な電圧を扱う機器では、 さらに 「共通インピーダンスを無くす」という技術が重要です。 こういった機器では「別々の回路が同一のアースラインを使う」という状態になると、 アースラインの電位が変わり、信号ラインがアースラインのふらつきに合わせてふらつくことになってしまいます。

これが非常に問題となります。ベタアースでは、共通インピーダンスを増やす結果にもなりかねません。 さらに アース線を何本も使ったりした多重の接続も同様に ループ電流を作ってしまうなど悪い結果になる ことも多いのです。信号ライン(RCAケーブルなど)のアースラインと電源ケーブルのアースラインが 各機器全てで繋がり 共通インピーダンスを持ちさらにループ電流によりノイズが発生し、メチャクチャな状態に陥ってしまいます。
計測器では 入力側でガード端子とL端子を分離する機能が搭載されていますが、このためです。

また デジタル機器で問題となるのは「ノイズ成分が高周波で人間には聞こえない場合が多い」 ということです。アナログでは 従来はブーンやジーという50〜60Hzのハム音を聞いていれば 良かったのですが、デジタル機器ではスイッチング電源や、内部使用のクロックの飛び込みなど、 高周波雑音ですが、一般のかたは 実際に信号に重乗しているにもかかわらず直接音としては気がつきません。 そう言う部分が音質の差となって感じられてしまうのです。

CrystalPower DX-1ではさらにダイナミックグラウンドシステム(DGS) 搭載でインピーダンスを使った特殊な接地システムになっていて、 単にグランドを浮かした(切断した)状態とは異なる動作を高周波領域で作動しています。 さらにオーディオ用途などの高級アース付き電源コードにアダプタを挿して アース処理方法を変えるという手もありますが、お客様と公開実験し他結果、 接点数増加とメッキなどの悪影響でかなり音質が悪化してしまうことを確認しております。 やはりよけいな接点を増やすことなく接続するのがベストです。

CrystalPowerダイナミックグラウンドシステムは デジタルとアナログが混在し、なおかつ、

多くの機器が接続される、昨今のオーディオ機器では無くてはならないシステムだと感じております。 レコーディング環境レベルのクオリティを是非あなたのシステムでも感じてください。 なお 本商品はプロフェッショナル用となっていますので商品の性格上、仕様お打合せが必要です。また 組み立てをご自分でされる方のために、パーツ供給もいたしますので お気軽に販売店にご相談いただければと思っております。


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